
何処かへ旅行に行こう!と決まり、ガイドブックを開く方は多いのではないでしょうか。
私なら、数あるガイドブックの中で『d design travel』を真っ先に読みこみます。
本日はD&DEPARTMENT PRPJECTから出版されている『d design travel』をご紹介します。
こんな方にオススメです
- 流行より伝統が好きな方
- 様々なデザインや、工芸・民芸品が好きな方
- 旅行先の場所や物に込められている”物語”を知りたい方
- 自粛期間中に地元の魅力を再発見したい方
選手宣誓:想いが伝わる編集理念
『d design travel』は各都道府県別に1冊ずつあり、
冒頭に「発刊の想い」「編集の考え方」「取材対象選定の考え方」が掲げられています。
中でも「編集の考え方」を読むと、信頼せざるを得ない!という気持ちに。
編集の考え方
- 必ず自費でまず利用すること。実際に泊まり、食事し、買って、たしかめること。
- 感動しないものは取り上げないこと。本音で、自分の言葉で書くこと。
- 問題があっても、素晴らしければ、問題を指摘しながら薦めること。
- 取材相手の原稿チェックは、事実確認だけにとどめること。
- ロングライフデザインの視点で、長く続くものだけを取り上げること。
- 写真撮影は特殊レンズを使って誇張しない。ありのままを撮ること。
- 取り上げた場所や人とは、発刊後も継続的に交流を持つこと。

実際に内容を読んでみても、この考え方を元に誠実に作られている事が伝わってくるよ。
読み物としてのガイドブック
掲載されている場所・物・人は、メジャーなものからマイナーなものまで様々。
先出の「編集の考え方」にもあるように、執筆者の実体験を通して紹介されています。
“僕は”など執筆者の一人称で語られる体験談は、さながら旅行エッセイを読んでいるかのよう。
本を読むことがお好きな方なら、読み物としても楽しめると思います。
英文併記あり
本文を見返していて気が付きましたが、ほとんどのぺージに英文が併記されていました。
気付かず自然に読めていたのは、レイアウトデザインが良いからなんだろうな・・・

企業広告(地元企業がほとんど)のページもデザインされていて、
本の一部としてしっかり馴染んでいるよ。
今こそ地元の開拓を楽しみたい
コロナ禍の中、県をまたいでの移動を自粛されている方も多いのではないでしょうか。
そこで私がお勧めするのは、お住まいの都道府県の『d design travel』です。
知っている場所もより深く知れますし、知らなかったディープな場所もたくさんあるはずです。
この機会に改めて地元を開拓し、好きな場所を増やすのはいかがでしょう。
読みこみたい1冊を選ぼう

地元以外では、”お気に入りの旅行先”や”いつか行ってみたい場所”のものを開き
思いを馳せるのも楽しい時間です。
自分の読みこみたい『d design travel』を選んで、こだわりの詰まったディープな目線を是非、味わってみてください。
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