
元気いっぱいカラフルな色合いに、個性豊かな顔・顔・顔
一度見てから忘れられず、いつか自分の本棚に・・・と思っていた1冊。
本日は土橋とし子さん著の『おちゃのじかん|佼成出版社(2013年)』をご紹介します。
あらすじ
「ぼく」のおじさん・おばさんが、アルゼンチン旅行のお土産を持って家にやってきました。
現地でごちそうになった「マテ茶」をみんなで飲むことからお話が始まり、日本を含めた世界のお茶7種類が紹介されます。
アルゼンチンのマテ茶
1番最初に紹介されるのは、飲むサラダとも言われるマテ茶(日本マテ茶協会)
カップに茶葉とお湯を入れ、ボンビージャという茶こし付きのストローを使って飲みます。
そして人数分ではなく、一つのカップとストローにお湯を何度も入れ回し飲みをする・・・
私たちの日常のお茶とは、ひと味もふた味も様子が違うようです。
ちなみに、お茶菓子はミルクジャムがはさまったアルファホールというもの。
聞き慣れないお茶の作法や言葉には、子どもより大人の方がグッとつかまれるものがあるかもしれません。
異国情緒たっぷり!7カ国のお茶事情
マテ茶の後は「ぼく」の家族が語る、”思い出のお茶”のお話へ。
紹介されるお茶は以下の7種類です。
- マテ茶(アルゼンチン)
- ミントティー(モロッコ)
- 中国茶(台湾)
- アフタヌーンティー(ロンドン)
- ロシアンティー(モスクワ)
- チャイ(インド)
- ほうじ茶(日本)
本の中では、使用される茶葉やお茶菓子・道具の紹介と、お茶を楽しむ様子が描かれています。
その国の人々とお部屋の様子からは異国情緒が感じられ、お茶を目当てにいつか訪れたい・・・そんな気持ちが膨らみます。
みんな、お茶が好き
美味しいお茶とお菓子に、一緒に過ごす人達との楽しいお話。
国や茶葉は違えど、お茶を楽しむ文化は世界共通なんだということが伝わってくる絵本です。
こんな方にオススメです
対象年齢:3歳から(佼成出版社HPより)
- お子さんから大人の方まで
- 外国の食文化が好きな方
- お茶や茶道具が好きな方
- キャッチーなイラストとカラフルな色彩が好きな方
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